まずはこれを飲んで!飛騨・高山のおすすめ日本酒5選
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目次
日本酒って種類も多くて酒蔵さんもたくさんあって、お酒について詳しくなかったりすると、「どう選べば良いか分からない!」という方は多いのではないでしょうか?
かく言う私も、自分が知らないものは何を基準に選べばいいのか分からずに買うのをやめてしまった、なんてことはよくありました。
なのでもし、「飛騨のお酒が気にはなっているけどどれを選べばいいの?」と思っている方は、この記事が参考になればと思います。
迷っていたり分からなかったら、まずここで紹介するお酒を飲んでみてください!
飛騨・高山のおすすめ日本酒5選
本当は飛騨の各酒蔵のお酒を1本ずつ紹介したかったのですが、あまり選択肢が多いと余計に決めにくいかと思い5選にしました。
「5つでも多いよ!」という方がいらっしゃれば、個人的には渡辺酒造さんの蓬莱 純米吟醸 家伝手造りを飲んでみれば良いと思います!
※番号を振っていますが、ランキングではありません。
4, 渡辺酒造 蓬莱 純米吟醸 家伝手造り
◆特徴
五味のバランスが良く、さらっとした口当たりで飲みやすい日本酒です。
◆こんな人におすすめ
やや辛口寄りのお酒です。甘口はあまり飲まないという人におすすめです。日本酒初心者の方にも是非。
◆ここがすごい!
ANA国際線ファーストクラス採用や、全国酒類コンクール5大会連続グランプリ受賞など数々の受賞歴を持つ1本。
◆合わせる食べ物
シンプルな味わいの肉や魚、チーズなどとも良く合います。
◆レビュー
価格も手ごろで、非常に飲みやすく気に入りました。
家族、知り合いへプレゼントして大変喜ばれました。
■ 飲み方
蔵元さんのおすすめは「冷酒」。
次に「常温」、「ぬる燗」でどうぞ。
常温・・・20~25℃
ぬる燗・・・40℃程度(一番下に燗のやり方を記載しています。)
2, 蒲酒造 白真弓 純米吟醸 ひだほまれ
◆特徴
地元産のひだほまれを使った純米酒で、口の中にふわっと広がるほのかな甘みと、米の旨みを感じながらも後味がスッキリしているのが特徴。
◆こんな人におすすめ
やや甘口寄りのお酒です。甘口で後に残るものが嫌な人は、後味がスッとキレていくこのお酒を飲んでみて下さい。
◆ここがすごい!
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021 プレミアム純米部門
金賞受賞
是非、香り広がるワイングラスも試してみて下さい。
◆合わせる食べ物
飛騨牛の握りやサーモン、赤身の寿司などちょっといい一品や上品な味つけの煮物、魚料理などによく合います。
淡い味つけの和食、またはクセのないチーズや生ハムなどにぴったり。
◆レビュー
華やかな香りがして、とても美味しいです。
日本酒なのにワイングラスでチーズや生ハムと飲むのが新鮮でした。
■ 飲み方
蔵元さんのおすすめの飲み方は「冷酒」。
暑い日には氷をひとつ浮かべて「オンザロック」に。
また、是非ワイングラスで味わっていただきたいお酒です。
冷酒・・・5~12℃
常温・・・20~25℃
3, 天領酒造 特別純米 飛切り
◆特徴
天領酒造の4番バッター。料理との相性抜群です。
程よい旨味と酸味のバランスがあり、ぬる燗でうまい万人受けのお酒です。
飲みごたえがあり旨味もしっかりある。後味がスッと消える良い酒に仕上がっています。
◆こんな人におすすめ
現代の嗜好にあった辛口の純米酒。料理に合う、辛口の日本酒を求めている方におすすめ。
◆ここがすごい!
2020年燗酒コンテストプレミアム部門
金賞受賞
ロック〜燗まで幅広い温度帯でお楽しみいただけます。
◆合わせる食べ物
おでん・ウナギのかば焼き・サンマの塩焼き・カキフライ・刺身・和洋食全般などと合わせてみて下さい。
日本料理によく合い、料理自体の美味しさを一層引き立ててくれます。
■ 飲み方
酢の物、刺身の時は4~5℃に冷やして
寒い冬には、鍋物にぬる燗で飲むと旨味の広がりが最高です!
冷酒・・・5~12℃
常温・・・20~25℃
ぬる燗・・・40℃程度(一番下に燗のやり方を記載しています)
4, 平田酒造 純米吟醸 昇龍乃舞
◆特徴
原料米に伊勢の「イセヒカリ」と岐阜の「ひだほまれ」、酵母は「金沢酵母」を使用し飛騨高山の伏流水で醸されたお酒。
さわやかな香りで飲みやすく、黄林檎のような柔らかい酸味が特徴です。
様々な料理と合わせていただけるお酒となっております。
昇龍が天高く舞い上がり、世界中の方に届きますように願いを込めたお酒です。
◆こんな人におすすめ
フルーティで絶妙な酸味、酒飲みの方にも日本酒初心者にもおすすめしたい逸品。
◆合わせる食べ物
食事と合わせて飲むのにおすすめの食中酒です。焼き鳥や、魚料理等、和洋中色んな料理と合わせてみて下さい。
◆レビュー
香りが良いのに酸味も程よく、食事と本当に合います。
■ 飲み方
蔵元さんのおすすめは「冷酒」、次に「常温」で。
常温・・・20~25℃
5, 舩坂酒造 深山菊 純米吟醸
◆特徴
華やかな甘い香りと、口の中に染み渡る米の甘味と旨味。
その中にピリッとした辛さを少し感じつつ、辛く感じられた一口が次第に口の中で「甘み」へと変化してゆきます。
◆こんな人におすすめ
やや甘口の純米酒です。日本酒初心者さんでも安心してお楽しみいただけます。
◆ここがすごい!
Kura Master日本酒コンクール2022 純米酒部門
プラチナ賞受賞
◆合わせる食べ物
米の甘味、旨味が多いので、牡蠣、帆立、アサリなどの貝類と合わせるのがオススメ。
◆レビュー
冷酒でもふわりと漂う甘い香り。
淡麗辛口好きな人にはおすすめしませんが、私は「旨い酒を飲んだ!」という満足感が強く感じられて好きです。
■ 飲み方
蔵元さんのおすすめは「冷酒」です。
「常温」や、「オンザロック」でも。
アルコールが16度ありますので、ロックなら氷が日本酒に溶け出すことで適度にアルコール度数を下げることができます。
常温・・・20~25℃
こんな飲み方も
各蔵が丹精込めて造ったお酒をそのままで味わっていただきたいと思いつつ、いろいろな飲み方で日本酒と違う切り口で向き合ってみるのも面白いと思います。
度数も下がり飲みやすくなるので、日本酒初心者の方や、強いお酒が苦手な方にもオススメしたい飲み方です。
日本酒が人気になってきている海外ではカクテルベースとして扱うことも多いようです。
そこで今回は、目分量でできる簡単なカクテルを3つご紹介します。
①日本酒ハイボール
日本酒 × 炭酸水
グラスに氷を入れて、各1:1の割合で混ぜてください。
お好みでレモンやライムなどの果汁又はジュースを少し入れてみて下さい。
(トニックウォーターで同じように割ると、ほんのりとした甘みを感じる味わいに。)
ウイスキー等と違い炭酸水の量が少なく刺激が少なくなってしまうので、炭酸があまり抜けないように下記のやり方をお試しください!
- 多めの氷を入れ、ステア(かき混ぜる)してグラスを冷やす。
- 溶けた水を捨てる。
- 日本酒を加え、再びステアする。【ここで良く冷やす。】
- 炭酸をゆっくり注ぎ、マドラー等で上下に1.2回ステアします。【氷を上げて鎮めるイメージ】
辛口の日本酒を炭酸で割り、濃い味付けの料理と合わせるとサッパリといただけます。
度数は高いですが、炭酸水ではなくロックにして同じように柑橘の果汁を入れ、サムライロック風にしてより爽やかにしてみても良いかもしれません。
冷蔵庫で作る氷でもいいですが、風味が邪魔されないように出来るだけスーパーやコンビニなどに売ってあるロックアイスを使って下さい!
サッパリして個人的には好きですが、薄くなりやすいのが難点ですね、原酒などの加水をしていないものが良いと思います。
by はやし
②日本酒 × ヨーグルト
ヨーグルト1:日本酒1
上記の割合でグラスに入れ、軽く混ぜる。(氷を入れても)
ほど良い甘酸っぱくて、さわやかな味わいをお楽しみいただけるのでおすすめです。
プレーンの場合は、砂糖やハチミツを入れて甘さを調節して、自分好みのカクテルに。
個人的には飲むヨーグルトの方が混ざりやすく、飲みやすかったです。
ヨーグルトで割るのはいろんなアレンジが楽しめますので、いろいろと自分なりに試してみるのも面白いと思います。
ヨーグルトとお酒と言えば蒲酒造さんの日本酒で造ったヨーグルト酒も是非。
③日本酒 × ホットレモン
日本酒と市販のホットレモンをお湯で割ったものと1:1で割ります。
割合はお好みで調整してみて下さい。
日本酒を温めて、レモンスライスを添えるやり方もありますが、度数は高いと思います。お好みで砂糖やシロップを加えてみてもどうぞ。
日本酒は柑橘系の果物と相性がいいこともあり、なかなかにオススメです。
少し冷える夜に、リラックスのお供に是非。
ですが、日本酒で漬けたゆず酒を燗した方がもっと楽にできて美味しいかもです。
舩坂酒造さんの「ゆず兵衛」等、日本酒で漬けた柑橘系のリキュール酒についてはこちらから。
燗のやり方
1合(180ml)を電子レンジ(500w)で燗をする場合のやり方です。
徳利の場合、熱燗なら約60秒、ぬる燗なら約50秒をおすすめします。
電子レンジは急激に温めるため湯煎よりも温度にムラが出来やすいので、マドラー等で途中かき混ぜてください。
(徳利以外の場合、器が電子レンジ対応かどうか確認してください。また、お酒は入れすぎないように7~8割で。)
燗すると、常温や冷酒の際には感じられなかった細やかな味わい、香りがより一層引き立ち、日本酒本来の旨味やコクを最大限に楽しむことができます。
ただ、「温めるとツーンとしてるから苦手」という方は醸造アルコールの添加されていないものを選んでください。
今回の5本はできるだけ飲みやすいと思うものをまとめました。
「お酒は詳しくない」、「日本酒は普段あまり飲まない」、「日本酒は初心者」という方にこそオススメしたいお酒となっていますので、是非試してみて頂けたらと思います!